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行田市のフライを食べてきました。


行田市における「フライ」というものは他エリアのフライとは別の意味を持っていて、エビやカキを衣でつつんで揚げたものではなく、お好み焼き的なデンプン質の焼き物である。

聞いた話では行田市にはお好み焼き屋がほとんどないらしい。
代わりにフライ屋がそのポジションに収まっていると聞いた。


お好み焼き屋が無い街というのは珍しい。日本全国を見ても月島(もんじゃで有名)くらいではないか。


行田には「フライ」の他にも「ゼリーフライ」なるモノがある。
「フライ」は小麦粉を溶いたものを焼いたクレープ系の食べ物だが、「ゼリーフライ」はどちらかというとコロッケに似ている。中身はジャガイモとおからが入っている。おからのせいか中身はサラサラした食感だ。


どちらも美味しい。どちらも駄菓子屋系の味だ。


昼時にフライ屋に行ったのだが、地元の人でいっぱいだった。
名物って地元の人はあんまり食べないイメージがあったので地元の人が多いのが意外だったが、持ち帰りで４〜５人前買っていく人が多かった。持ち帰りなのか。家で食べるんだな。


土曜の昼ごはんにフライを食べる行田市民。
これが行田市民のデフォルトなのか。週末の昼ご飯なのか。


行田で育った子供が他の街に引っ越した時、フライが無い事でギャップを感じるんだろうな。


え！みんな土曜の昼にフライ食べないの？というかゼリーフライ知らないの？


写真はフライ屋に貼ってあったフライの知名度を記したマップ。
直径１０キロ程度だ。
ちょっと引っ越したらフライエリアの圏外。
入ってくる人も出ていく人もフライの洗礼を浴びるんだろうな。


フライもゼリーフライも美味しいんで是非食べに行ってください。
これらの他にも忍城(城が石田三成から水攻めにあった時に、城が水に浮いて落城しなかった、という伝説のある城)とか古墳とか見所があります。
イマイチじゃないか、という感じがしますけど、力の入っていない分、のんびりできると思います。


僕のオススメがみなさんにヒットするかどうかはなんとも言えませんが是非どうぞ。

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